会社案内


こだわりの牛づくり

当牧場の飼養の特徴
 茂野牧場では子牛を導入してから12日間は、町内の酪農家の協力を得て初乳を確保し哺育瓶で飲ませていて、この期間に仔牛の基礎的な体力を平均化させます。またバルククーラ(牛乳冷却保存器)にはいつも初乳が保存されており、どのような時でも対応出来る状態にあります。子牛導入後の飼育環境は、ハッチ(子牛を個別に飼育するための小型の牛舎、幼少期の疾病による事故を防ぐ)で二ヶ月、スーパーハッチ(子牛を小グループで育てるための牛舎)で20日~30日間、以降はフリーバーン(牛をつながずに、自由に歩き回れるスペースを持った牛舎)での群飼いになります。また茂野牧場の飼養管理の基本はいい粗飼料をたくさん食べさせる事で、そのため育成期に入るといい牧草を欠かしません。また、ビタミンAを極端にコントロールする、牛にとっては、不健康な肥育概念を見直し、肥育期に入っても良質な乾草を給与することで、第一胃の状態を正常に保ち、エサの食い込みを落とさせない健康第一の飼養体系に努める事で、枝肉のボリューム、肉色の良さが特徴的な肥育牛となった。

牛の健康管理への取組み
 子牛に対して極力医薬品等を使用せず、予防に最大の注意をはらっています。その中で特筆すべき事は、漢方の一種である自家製ウコンエキスを子牛に与えることで、ウコンの有効成分クルクミンの抗酸化作用・強肝解毒作用を利用し、子牛を病気から守ると同時に、健康で肉質、肉食のよい牛肉づくりを行っています。又、磁気及び赤外線効果により水道水をロッドウォーターに換える事で、腸管内の活性化を促し食欲を旺盛にし、常時飲用可能な事で体重の増加もよくなっています。

産学連携による新技術の導入
 茂野牧場は現在遠別農業高校で事務局を持つ有用微生物研究会の一員で、弊社代表取締役はその会長でもあります。この有用微生物資材(糖蜜を薄めた液体に乳酸菌や納豆菌等の有用微生物菌を加え発酵させた液状のものは活性液として、フスマ(小麦の製粉課程で出される副産物)、米ぬかに活性液を混ぜ発酵させた物がボカシ肥料)を撒いたり、飼料に混ぜたりと色々試みてから肥育牛の肢間腐乱の発生が抑えられ、抗生物質の使用が皆無となり牛の体重増加もよく毛艶もよくなり又、堆肥の品質もよくなりました。このことに関しては地域の産業と共に一体となって熱心に活動していただいている、遠別農業高校の多大なる御協力があります。

肉牛つくりへの真摯な取り組み
 茂野牧場が育てている牛肉は乳用種ではありますが、牛乳を搾った後の廃用牛ではない、食肉のためだけに20ヶ月の間雄大な北海道の大自然にはぐくまれ厳しい冬を耐えた文字通り健康な肉牛です。それを実現するのは、寒い冬の夕方でもヘッドライトをつけ一頭一頭牛の健康状態をチェックして見回るような努力と、牛を健康に育てることを最優先とし、健康に育った牛肉が人間の体に害をおよぼす訳がないという従業員一同の信念があります。これからもより安全でより美味しい牛作りのために邁進していきますので、私たちが心をこめて作りました茂野ウコン牛を、是非御賞味下さい。

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